荻様 ニッサン・セレナ(DBA-C25)


最近では少し懐かしさも感じるアゼストは9255です。
残念ながら今年クラリオンはアゼストブランドを止め、クラリオンブランドに生まれ変わりました。(これも時代の流れでしょうか?)


フロントスピーカーはカロッツエリアのハイエンドのRSシリーズです。
口径も大きく奥行きもある為、インストーラー泣かせなユニットです。
今回も板厚42mmのインナーバッフルでなんとか収めました。


グリル部分も開口径の高いパンチンググリルで作り直してあります。(純正風にね!)


運転席側のキックパネルです。
これが大変だった事!キック内にエアコンのダクトが張り巡らされていてスペースが全く無く、そこえ来てRSのツイーターは大きいですから!
結局純正のダクトは外し、3cmφのジャバラのホースを通し、キック内のスペースを確保し、アクセルペダルに邪魔にならない様に完全にパネル内に落し込みました。


助手席側です!


定番のセンターミッドベースはもちろんアリアンテ8です。


別の角度からもう1枚(あくまでも純正風に!)


アンプ部分はまだ予算の都合で仮付けです。その為配線等は長く引いてあります。(お見苦しいのはご勘弁を!)
中央のアンプの奥に見えるのも仮付けのネットワークです。


バリバリの新車のセレナでした!



ヘッドユニット・・・アゼストDRX9255
スピーカー・・・カロッツエリアTS-T1RS、TS-M1RS
ミッドベース・・・フェイズエボリュ−ション アリアンテ8"si
アンプ・・・アゼストAPA4400、APA2100
その他・・・オーディオコントロール2XS(貸し出し品)、オリジナルパッシブネットワーク(貸し出し品)

<序章>
先日カメラを買いました。
そんな話しを、丁度来店していたタイヤセンターの品田さんに(HPでリンクしています)チラッツと話しをしたら、

品田氏「デジカメ?」
私「いいえ」
ちょっと驚いた様子で
品田氏「へ〜!アナログ!」
品田氏「一眼?」
私「いいえ、二眼」
更に驚いた様子の品田さん、彼が写真好きな事はHPを見ても解る通り、以前から知っていましたから。
私「見たい?」
と聞き、作業をしていた手を止め店内に入り、自慢げに購入したての、ドイツのローライフレックスを取出してしまいました。

ドイツのメーカーである、ローライ社のローライフレックスは二眼レフカメラの王様とも言われる世界の最高峰カメラで。
若かった頃はカメラと言うと一眼レフに憧れて、お金を貯めてオリンパスOM10を買ったりしました。
その頃は二眼レフと言うと、ちょっとダサイイメージでして。
ところが何時頃からだったか、二眼レフカメラのカコッ良さに気が付き、 ついつい衝動買いをしてしまったと言う訳です。

昨今当然の様にカメラと言えばデジカメで、それも最近では600万画素とか800万とか、 また撮影枚数も200枚とか400枚とか…

ところがこのローライフレックスはプロ用のフィルムを使用し、最大撮影枚数も12枚です。
1個のフィルムでたったの12枚しか撮影出来ません。
その1枚の重みと来たら、並み大抵の事ではありません。
緊張が走り、中々シャッターが切れません。

これがアナログの世界なのだなと、改めて感じます。
簡単お手軽のデジタルに、究極の贅沢なアナログ

近い内には僕の撮影した作品を紹介して行きたいと思います。



<視聴記>
久しぶりのカロッツエリアRSのインストールでした、しかもオリジナルパッシブネットワークです。
そもそもは荻君が以前から使用していた、アゼストの9255とパワーアンプで、内臓のチャンデを使い、3WAYフルマチの訳でしたが…
いざ作業に掛かり取り付けをして行くと、サブウーファ用のローパスのチェンデバしかこのアンプに付いない事に気が付き。仕方なく、やはり以前から使用していたと言うアゼストの¥20,00の3WAYチャンデバのMCD2030がありましたので、それを使用する事になったのですが、 これが後からとんでもない問題になるとは…

仕事で手をケガしてしまったと言う荻君、その為しばらくの間、仕事も休みになると言う事で、セレナのインストール約2週間の間、休まず朝から晩までご来店、もちろん内の店はオープンな店ですから何も隠す事も無いのですが…

ようやく音出し、最初の印象は?すんなりとバランスの取れた良い音が出て来ています。¥20,000のアゼストのチャンデバですから、そんなに期待もしていなかったのですが、中高域の抜けの良さ、情報量、RSのツイーターらしさが十分出ています。
しかし、調整して段々と追い込んで行くと、やな所も気が付いて来ます、中低域です。
中低域が少し濁った感じです。
どんなに調べても調整しても消えません。
半分は諦めていました、アゼストのチャンデバですし、ここまでしか出せないだろうとも、今回のシステムは仮付けで何れは、グレードUPでチャンデバにアンプを換えてと。

家に帰っても中低域の事が気になっていました、 あまり今まで聴いた事の無い感じでしたので。
火曜の休みの時でしたが、気になって仕方が無かったので、店に出てもう一度音を確認、 センターのミッドベースではありません、ドアのRSのスピーカーです。
ドアの内張りを外し中を確認、 以上ありません。
もしやと思い、チャンデバを通さず、CDデッキからダイレクトとアンプに信号を送り、RSを鳴らして見ました。
物の見事に的中!綺麗に低音が伸びています。濁りが消えました。チャンデバです、アゼストのチャンデバが犯人でした。これを通すと音が濁ります、
故障なのか?元々こう言う物なのか?

問題はこれからでした、使えない3WAYのチャンデバ、変わりはありません。
そこでまた仕方なく急遽、在庫であったオーディオコントロールの2XSを低音用に取り付け、高域はパッシブネットワークを仮で配線。

どうにか音出しも出来、調整に入れました。
音質は流石はオーディオコントロールのチャンデバです。劣化も無く、抜群な繋がりと切れ込良いタイトなベース、中高域の情報量と抜けの良さはオリジナルパッシブから来る音です。

かなりの予定外な事が続きましたが、結果オーライと言う事で…


<終章>
予想外にアナログの良さに触れた今回のセレナでした。
しかし、改めてネットワークの良さ、アナログの良さを経験しました。
是非とも皆さんも一度味わってもらいたいと思います。

<追伸>
荻君へ
2XSとネットワークは貸し出し品ですので、いずれは返して下さいネ!


   
   

 
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