ライヴ・レコーディング・奮闘記

 


質問です、さていったいこれは何でしょう?


ヒントです。


第2ヒント


解らない人は、全く解らないでしょう!


答えです!(これ何っ?て言われそう)

昨年2005年から始めました、ライヴ・レコーディング。
当初から、録音には色付けせずに、ピュアでストレートに正確な録音を目指して来ました。
現代の数多い録音方式はマルチ・マイク録音の方式で、ピアノの中に3,4本もマイクを入れ、マイクの林かのような中でドラムを録音します。また、デジタル技術の向上により、それぞれを全く別な日や所で録音した音源を、あたかもセッションしているかのようにミキサーが自由にミキシングし、定位も作ってしまいます。それはまるで合成写真の様な物で、そこには演奏の真の姿、気配や空気感など全く感じられません。

その為僕は、ミキサー等を使用しないで、ワンポイント録音に拘りました。
ワンポイント録音とは、左右2個のマイクのみで全ての音源・情報を収録します。その音は、マイク位置に頭をもって来て聴いているかの様な、本当の奥行き感、広がり感も感じられました。

機材はオーディオテクニカのAT822のマイクに、べリンガーMIC100真空管マイクプリ、パイオニアRPD−500(CD-R)を使用して来ましたが、しかし回数を重ねる事に、更にクオリティの高い録音をしたくなり、金田式DCマイクの製作となった次第です。
MJ誌の世界では佐久間氏に金田氏と有名で、僕も昔からは金田式のDCアンプは知ってはいましたが、ホームオーディオでは真空管アンプばっかり好み、トランジスターアンプは過去に一度クリスキットのプリアンプを作ったきりで、トランジスターのベースもエミッターもろくに知らない私が、いきなり金田式とは!
苦労させられましたが、材料費に約8万円は継ぎ込んでしまった以上、後戻りも出来ず、何とか完成させました。

それにしても、この金田式のアンプとは、製作記事には数多く間違いもあり、7本撚りの配線は大変だし、金田式アンプファンで多数製作している方々を尊敬してしまいました。

音質は今までのマイクやマイクプリとは桁違いのダイナミックレンジに高S/N比に、驚かされます。
今年2006年度からのレコーディングから使用しますので、期待していて下さい。

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