糸久様 トヨタ・セリカコンバーチブル(ST-202)


見ての通り、純正デッキです。
今回は純正デッキもここまで良くなると言うキャッチフレーズでスタートしました。


スピーカーは知る人ぞ知る木下ダヴィスです。
セットで¥216,000(税別)もします。純正デッキでこれはないだろうと、怒らないで下さい。





スペアータイヤ部分に、アンプと木下のネットワークをインストールしています。


これからの季節、コンバーチブルも良いですね!



ヘッドユニット・・・純正
スピーカー・・・木下ダヴィス 130CKT DK
アンプ・・・イートン PA-3204

<序章>
僕が初めてレイオーディオの木下正三氏の存在を知ったのは、まだオーディオ駈け出しで若かった頃、良い音を求めて色々なホームオーディオ屋さんを巡っていた時、今はもう名前も忘れましたが足利はトンネル通りにあったドイトの隣の小さなテナントの中にあったホームオーディオ屋さんで、小さい店の中にスタンドも入れて高さ160〜180cmぐらいはあるかと思われる巨大なバーチカルツインのスピーカーがそびえ立っていました、それが木下モニターでした。そこで聴かせてもらった音は、オーディオ機器の存在を忘れ、目の前に浮かぶミュージシャンの演奏その物でした。
初めての体験と衝撃を受けた事を今でも鮮明に覚えています。

それから何十年?あの木下氏がカーオーディオをやると聞かされた時は、それはもうビックリと期待で興奮した物です、代理店の方に一つ返事で取引をお願いし、初めて手にする木下ダヴィス、即効でネットワークのケースを空け、回路を分析したり、組み付けを参考にしたりしました。(中を空けて確認しないと気がすまない性分な者で!)

その後2回ほど、木下ダヴィスの勉強会が埼玉の入間と千葉で行われ、生の木下氏と会い、本物の木下モニターの音も聴く事が出来ました。

良い体験と勉強をさせてもらったと今でも思います。


<視聴記>
そんな木下氏のサウンドを僕と同じ様に憧れ、惚れこんでいるのが、今回紹介するセリカのオーナーの糸久さんです。
冒頭のシステムも見てもお分かりの通り、純正デッキですが、そんな事はお構いなしに憧れのスピーカー、木下ダヴィスを手に入れ、使用する。この思いは大切だと思います。

システムは純正デッキのスピーカー出力線をPINケーブルを使い、イートンの4chアンプのハイレベルインプットに入れ駆動しています。このアンプは元々スピーカー入力がありますので、こう言う使い方の時は便利です。その後木下氏手作りのネットワークへ、そしてキックのツイーターと、ドアの13cmスピーカーへと繋がります。ドアの13cmのバッフル板はレイオーディオ製アピトン合板を使用して製作しています。もちろん、アンプ・ネットワークのターミナルネジは非磁性体ネジに交換済みです。

デッキは純正のままなので、多少ベールの掛かっている感じは拭えませんが、それでも木下サウンドらしさの、正確無比な音が味わえました。高域の伸び、低域の切れ込みも素晴らしい物があります。

今後はデッキを社外製に変え、残っている2ch部分のアンプでウーファの追加も考えています。(早めにね!糸久さん)
その時の更なるグレードUPの音は、今想像するだけでも楽しみで夜も眠れません。

<終章>
最近メッキリ話しも聞かなくなった木下氏ですが、技術屋の氏は元々余り雑誌広告とかの宣伝もする事も無く、売り込みも無く、欲しい人だけが買ってくれれば良い見たいな販売方針?なので、最近ではあまり見兼ねなくなりましたが、それが本来の木下の姿かなとも思います。本当のハイエンドと言う物ってそう言う物なのだろうとも思います。

   
   

 
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