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ライヴ・レコーディング・奮闘記
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<正確な音を求めて>
オーディオに長年携って来て、誰もが皆悩む事は、それが本当に良い音か?悪いか?を判断する事かと思います。それは単純に好みでは解決してはいけない事でもあると思います。大切なのは「正確な音(正しい音)」か?そうでないか?です。
一般的に音質の善し悪しを判断しているのは、大半が市販ソフトです。
しかし、レコーディングスタジオの現場に居合わせた訳でもなく、録音状況のわからないソフトを聴いても、それが「正確な音」であるかどうかはわからないはずです。
会った事もない人の顔をあれこれ想像して似顔絵を描いている様な物です。
ましてや、昨今のCDソフトはデジタル技術の進歩で、あまりにも生音とかけ離れた加工されたサウンドばかりです。
僕はまず、正しい音質の基準作りに、自分自身で生の現場でレコーディングを体験し基準となるCDの製作に取り組む事を考えました。
ミキサー・イコライザー・ローカットフィルター類を一切通さず、最短方法で加工もせずに、ありのままをソフトに収めました。